UV-C CCFL
UV-C CCFL(冷陰極管)のご紹介
CCFLは従来、液晶ディスプレイのバックライトなどに多く利用されてきた実績のある光源です。
ガラス管の中に不活性ガスを封入した密閉型の蛍光ランプで、ガラス管に高電圧をかけると、ガスがイオン化して紫外線(UV)が発生します。
この紫外線が内部の蛍光体の層を励起し、可視光線が発生します。
また、従来の一般的な蛍光灯とは違い、エミッタレスなので、ON/OFFによる寿命の劣化が無いのが特徴です。
凱鉦科技有限公司のUV-C CCFL
凱鉦科技有限公司は、台湾のCCFL製造メーカーです。
こちらのUV-C CCFLは、Schott社と日本電気硝子社の専用ガラスを採用し、最長1,400mmの長尺ランプを様々な形状に曲げ、小型化が可能です。
長尺ランプを密な形状へ加工することで、照射効率が上がり、狭いスペースにも使用可能です。
1,161mm直管を渦巻き型に加工した際のサイズ変化
1,161mm➡115mmと、10分の1程度のサイズで、非常にコンパクトになります。
また、UV-C CCFLは波長254nmの紫外線だけでなく、一定量のオゾンを発生させます。
フィルターやコーティングなどを使用し、オゾンを人体に影響のない濃度(0.05ppm以下)まで低減させることも可能ですので、ご相談ください。
LEDとの比較
UV-C CCFLは、直線的な光の広がりをするLEDと違い、360°に発光し、オゾンを発生させることが可能なので、オゾン X UV-Cで空気の殺菌など、広い面への照射に適しています。
オゾンを必要としない場所向けには、オゾンを抑えたUV-C CCFLもご用意しております。
UV-C CCFLを使用した製品
UV-C CCFLは、製品の用途、形状に合わせた光源を制作可能です。空気や水等の、あらゆる殺菌を必要とする場所に適しております。
対応可能な光源の長さ:540~1,400mm
形状種類:直管・渦巻き・螺旋・1U・2U・3U・3U(立体)など
インバータ種類:AC100~240Vマルチインバータ・DC12V CCFLインバータ
UV-C電球 新型コロナウイルスへの不活化効果
山口大学共同獣医学部獣医微生物学分野の早坂大輔教授、下田宙准教授への委託研究で実施したIn vitro試験(試験管内の実験)において、照射距離5cmの距離から5秒間照射することにより、シャーレ上の新型コロナウイルス デルタ株を>99.99%不活化することを確認した。
また、他の条件においても、照射距離10cmから10秒間照射した場合に >99.94%、照射距離20cmから10秒間照射で>99.44%の同ウイルスへのウイルス不活化効果を確認した。
(※本試験結果は実使用環境での効果を示すものではありません。)