紫外線とは太陽から地表に届く光の一部です。太陽からの光には、赤外線・可視光線・紫外線などがあり、それらは波長毎に分類されます。波長が長い方から赤外線・可視光線・紫外線(UV-A・UV-B・UV-C) 紫外線は様々な用途で利用されております。UV-A:樹脂・塗料の硬化、誘虫などUV-B:植物の病害予防などUV-C:空気・水・物の表面殺菌など
CCFLとは冷陰極蛍光ランプのことで、液晶ディスプレイのバックライト等として長く利用されてきた実績のある光源です。
径は2~4mm程度と、とても細いという特徴があります。
ガラス管の中に「アルゴン・ネオン」といった不活性ガスと水銀を封入した密閉型の蛍光ランプで、電極から放出し た電子が水銀に衝突して紫外線(UV)が発生し、この紫外線が内部の蛍光体の層を励起して可視光線が発生します。 殺菌などの用途で使用されるUV-C波長のランプでは蛍光体が無く、そのまま紫外線を放射します。
CCFLとHCFLは発光の原理が同じで、大きな違いは内部の構造にあります。
HCFLは電極部がフィラメントになっており、電極を加熱して電子を放出します。
フィラメントにはエミッタ(電子放出物)が塗布されており、これにより効率よく電子を放出することを促します。
しかし、エミッタは繰り返し電子を放出することにより消耗します。
始動する際に特に消耗し、高頻度でON/OFFを繰り返すとランプ寿命が極端に短くなります。
一方CCFLは電極が金属のカップ状のものになっており、電極を加熱せずインバータを用いて高電圧をかけ電子を放出します。
また、エミッタの塗布が無いことによりON/OFFを繰り返すことによる寿命の劣化がないのが特徴です。
上記の特徴から、電極を加熱する蛍光ランプ(熱陰極管)
Hot Cathode Fluorescent Lamp
電極を加熱しない蛍光ランプ(冷陰極管)
Cold Cathode Fluorescent Lamp と呼ばれています。
UV-Cの場合は蛍光体がないので、Cold Cathode Lamp略してCCLと呼ばれます。