コンパクトで長寿命の殺菌光源
UV-CCL
UV-CCL (冷陰極UVランプ)は、特定の波長の紫外線を利用して、細菌やウイルスを効果的に殺菌する光源です。
コンパクト設計と15,000時間の長寿命を実現しており、様々なシーンでの使用が可能です。
UV-CCLの利点
UV-CCLとは
1⃣ 冷陰極のUVランプ
ガラス管の直径が4mm程度と非常に細い冷陰極のUVランプです。
冷陰極ランプ(CCFL)とは
2⃣ 技術背景
従来の熱陰極UVランプでは、サイズが大きく小型の機器に採用しにくい。点滅に弱く寿命が極端に劣化する。などの課題がありました。
UV-CCLは、【コンパクト】【点滅に強い】特性を活かし、それらの課題解決に貢献します。熱陰極ランプとの違い
3⃣ 波長
殺菌に有効な254nm波長の紫外線をピークに放射します。オゾンの生成、カットも可能なので、オゾンが必要な用途には「オゾンタイプ」、不要な用途には「ノンオゾンタイプ」を選択可能です。
UV-CCLの特徴
1⃣電源のON/OFFに強く長寿命
エミッタの塗布がないため、ON/OFFを繰り返しても寿命の劣化がほとんどありません。
15,000時間の長寿命。
2⃣コンパクト
日本電気硝子社製の特殊ガラスを採用し、700度の低温下で様々な形状へ曲げ加工を行います。
それにより小型化が可能。
3⃣エネルギーの集中化
曲げ加工によりエネルギーを集中化し、効率よく紫外線を照射します。
直管形状時と比較して紫外線強度がUP。
殺菌の仕組み
(UV照射、DNA破壊 )
細菌を含め全ての生物の細胞内には遺伝情報をつかさどる核酸(DNAまたはRNA)が存在します。
UV(紫外線)が照射されると、その紫外線が核の中に吸収されてDNAの遺伝コードを破壊します。
DNAコードが破壊された細菌は代謝・増殖が正常にできなくなり、死に至ります。
利用分野
・空気殺菌
・水殺菌
・表面殺菌
曲げ加工によるコンパクト化
曲げ加工によるエネルギーの集中化
UV-CCLの殺菌効果1
新型コロナウイルス不活化試験結果
山口大学共同獣医学部獣医微生物学分野の早坂大輔教授、下田宙准教授への委託研究で実施したIn vitro試験(試験管内の実験)において、照射距離5cmの距離から5秒間照射することにより、シャーレ上の新型コロナウイルス デルタ株を>99.99%不活化することを確認した。
また、他の条件においても、照射距離10cmから10秒間照射した場合に>99.94%、照射距離20cmから10秒間照射で>99.44%の同ウイルスへのウイルス不活化効果を確認した。
(※本試験結果は実使用環境での効果を示すものではありません。)
UV-CCLの殺菌効果2
UV-CCLを光源に使用したUV除菌機FreshAirの浮遊菌に対する除菌効果。
試験機関:日本食品分析センター 大阪支所
試験チャンバー:25㎥(3266㎜×3290㎜×2328㎜(H))(約6.6畳に相当)
試験菌種:表皮ブドウ球菌
試験環境:27℃ 40%RH
FreshAir作動後
30分後 90.7%不活化
60分後 99.54%不活化
90分後 99.99%不活化
コンパクトで高い殺菌能力
UV除菌機FreshAirの光源は直管時680mm
渦巻形状へ曲げ加工後、直径約78mm
非常にコンパクトな殺菌ランプですが、上記試験結果の通り高い殺菌能力を有しています。
使用場所・用途に適した形状・サイズの殺菌ランプを製作します。
下記フォームよりご相談ください。