長寿命殺菌灯 UV-CCL

UV-CCLとは? コンパクト・長寿命の殺菌灯

UV-CCL (冷陰極殺菌灯)は、特定の波長の紫外線を利用して、細菌やウイルスを効果的に殺菌する光源です。

コンパクト設計と15,000時間の長寿命を実現しており、様々なシーンでの使用が可能。
小型機器にも収まる程、コンパクトです。

直管時1,161mm

曲げ加工後


渦巻形状


スパイラル形状

更にコンパクトなサイズもございます。

UV-CCLの利点

コンパクト性

長寿命

点滅に強い

長尺ランプを曲げ加工で、手のひらサイズに。

省スペースな殺菌光源。

従来のUVランプ(殺菌灯)と比べて長寿命。

交換頻度を減らします。

電源のON/OFFによる寿命の劣化が殆どない。

必要な時のみ点灯可能。

UV-CCLとは

1⃣ 冷陰極のUVランプ
ガラス管の直径が4mm程度と非常に細い冷陰極のUVランプです。
冷陰極ランプ(CCFL)とは

2⃣ 技術背景
従来の熱陰極の殺菌灯は、サイズが大きく小型の機器に採用しにくい。点滅に弱く寿命が極端に劣化する。などの課題がありました。
UV-CCLは、【コンパクト】【点滅に強い】特性を活かし、それらの課題解決に貢献します。
熱陰極ランプとの違い

3⃣ 波長
殺菌に有効な254nm波長の紫外線をピークに放射します。オゾンの生成、カットも可能なので、オゾンが必要な用途には「オゾンタイプ」、不要な用途には「ノンオゾンタイプ」を選択可能です。

UV-CCLの特徴

1⃣電源のON/OFFに強く長寿命

従来の殺菌灯は点滅に弱く、ON/OFFを繰り返すことで極端に寿命が劣化するなどの課題がありました。

UV-CCL(冷陰極殺菌灯)は、エミッタの塗布が無いことによりON/OFFを繰り返すことによる寿命の劣化がほとんどありません。
10万回以上の耐点滅性を有し、寿命は15,000時間と長寿命です

2⃣コンパクト

UV-CCLは、日本電気硝子社(NEG)の専用ガラスを採用し、700度の低温下で、曲げ加工を行うことができます。
(最長1,470mm)
これによりコンパクト化が可能で、使用用途・場所に適した光源を選択可能です。

3⃣エネルギーの集中化

曲げ加工によりエネルギーを集中化し、効率よく紫外線を照射します。
直管形状時と比較して紫外線強度がUP。

殺菌の仕組み
(UV照射、DNA破壊 )

細菌を含め全ての生物の細胞内には遺伝情報をつかさどる核酸(DNAまたはRNA)が存在します。
UV(紫外線)が照射されると、その紫外線が核の中に吸収されてDNAの遺伝コードを破壊します。
DNAコードが破壊された細菌は代謝・増殖が正常にできなくなり、死に至ります。

利用分野

・空気殺菌

・水殺菌

・表面殺菌

曲げ加工によるコンパクト化

曲げ加工によるエネルギーの集中化

UV-CCLの殺菌効果

新型コロナウイルス不活化試験結果

山口大学共同獣医学部獣医微生物学分野の早坂大輔教授、下田宙准教授への委託研究で実施したIn vitro試験(試験管内の実験)において、照射距離5cmの距離から5秒間照射することにより、シャーレ上の新型コロナウイルス デルタ株を>99.99%不活化することを確認した。
また、他の条件においても、照射距離10cmから10秒間照射した場合に>99.94%、照射距離20cmから10秒間照射で>99.44%の同ウイルスへのウイルス不活化効果を確認した。
(※本試験結果は実使用環境での効果を示すものではありません。)

浮遊菌に対する不活化試験結果


UV-CCLを光源に使用したUV除菌機FreshAirの浮遊菌に対する除菌効果。
試験機関:日本食品分析センター 大阪支所
試験チャンバー:25㎥(3266㎜×3290㎜×2328㎜(H))(約6.6畳に相当)
試験菌種:表皮ブドウ球菌
試験環境:27℃ 40%RH


FreshAir作動後

30分後 90.7%不活化


60分後 99.54%不活化


90分後 99.99%不活化

コンパクトで高い殺菌能力

UV除菌機FreshAirの光源は直管時680mm
渦巻形状へ曲げ加工後、
直径約78mm
非常にコンパクトな殺菌灯ですが、高い殺菌能力を有しています。

使用場所・用途に適した形状・サイズの殺菌ランプをご提案します。
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